好きだな君が

好きなもの、ことについてどしどし書きたい

映画「かぐや姫の物語」

かぐや姫の物語」映画館で見てきました。大きく言うと、みんなが知ってるであろうかぐや姫の通りでした。


お爺さんは山に竹を取りにいって、光ってる竹がある!そこには女の子が〜〜〜そして月に連れ戻される。日本人ならだれもが最後の結末を知ってる物語だから他の映画みたいな、なにが起こるんだろう?てゆうわくわく感はない。けど、ものすごく感動した。自分でもひくくらい泣きっぱなしだった。その理由について書いて行こうと思います。

:かぐや姫の成長

 かぐや姫はすごい勢いで成長するんだけど、大人になってからはあんまり変化が目に見えない。これって、かぐや姫が成長したい!て思ってるからぐんぐん成長してるんじゃないかて思った。一番の成長は捨丸に助けられたとき。ぐっと女の人へと成長していくところがとてもよかった。

:親子の無償の愛

これは主に初めのほうなんだけど、おじいさんおばあさん2人とも、本当に子どもができたことが嬉しそうで嬉しそうで。愛だなあと。

:幸せの価値観の違い

 おじいさんはかぐや姫に豊かな生活をしてほしい。そのために、自分がずっと住んでいた村をぬけ、都に大きい家を建て、かぐや姫を名のある人の妻になれるよう教育させる。それがかぐや姫への幸せにつながると思っている。かぐや姫は自然の中で自由に遊んでいたころが楽しくて、村に戻りたいと思いながら過ごすという思いの違いがとてもよくわかる。

:美人の優遇

 かぐや姫が美人であることが都中に広まって、求婚を受ける。美しいから一目見たい、自分の妻にしたい、という気持ちになるんでしょう。私は、美しいってだけでいいなあうらやましいと思ってしまう。けど、かぐや姫は見た目ではなく本当の自分を愛してほしかったんだろうなと思う。5人の貴公子が求婚に来た際、珍しいものを持ってきてくれたらその人の妻になる。と応じたが、ある1人は見つけられず、その辺に咲いていた花を持ってきて「私が惹かれたのは、あなたの見た目だけではない。ここではないどこかへ行き一緒に暮らそう」みたいなこと言って口説く。この時、かぐや姫はちょっと心揺さぶられてた気がする。こんな風に言ってくれる人がいなかったんかな。結局簾の奥は見た目ぶさいくな女性で逃げてしまったけど。

:人間として生きること

 かぐや姫は最後、一瞬でも月へ帰りたいと思ってしまったから月へ帰ることになった。告知で流れてたかぐや姫罪と罰とはこのことだったんだろうなと考える。人間として生きたいと思ったことが罪で、人として生活していく中で自分の望んでいる生活(村での暮らし)とはかけ離れた暮らしをしていかなければいけないこととか…

:月の感情のない楽しそうな音楽

 月の迎えはただ淡々と感情がなかった。けど、音楽はとても楽しそうな音楽で、それがまた不気味さを誘っているように見えた。こわい。

二階堂ふみの音楽

 最後に流れる歌声は本当に良かった。とてもきれいで心静まる音楽だった。

 映像もほんとうに美しい。映画館で見るべき映画だと思った。

 

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